ハリウッド映画を見ているヒマなどない!衝撃を受けたアルゼンチン映画
こんばんは、とも蔵です。
みなさん、お久しブリーフです。
最近引っ越しなどがあり、バタバタしておりました。
みなさん、お元気ですか?
ホントにお久しブリーフの今日は、クラフトビールではないお話。
映画のお話です。
昨年末から日本を何度か往復したり、昨年一年は旅行で飛行機に乗る機会が多く、機内でいろんな映画を見ました。
だいたい、日本に帰る時はロサンゼルス〜東京間で行きに3、4本、そして帰りに2、3本は映画を見て帰る。
昨年クロアチアとギリシャへ行った時も飛行機で見まくった。
飛行機で映画を見る時にいつも心がけている事
それは、普段自分が見なさそうな映画を見る事。
もちろん、見たかった映画がある場合はそっちを優先する。
往復で5〜7本は映画を見るのだから、半分はチャレンジ枠を作りたい。
でね、タイトルにもあるように
最近、ハリウッド映画以外が面白くてしょうがない。
ハリウッド映画といっても色んなものがあるので一括りにするのはおかしい話なのだが、、、
自分の言うハリウッド映画とは、
いわゆる全世界で公開され大ヒットするような超商業的なエンターテイメントビジネスな映画のことと思っていただきたい。
ひと昔前まで、インターネットのなかった時代は映画といったら"映画の都"ハリウッドだった。
僕らは子供の頃、映画といったら邦画かハリウッド映画しかなく育った。だから頭には海外映画はアメリカだ!という刷り込みをされて育ってきた。
インターネットがなかったから、アメリカの映画しか知る事ができなかったのだ。
しかし、日本の邦画と同じように殆どの国で独自の映画カルチャーがある。
こんな便利なインターネット時代に、アメリカに固執してハリウッド映画ばかり見るのは勿体無い。
てことで、最近見た海外映画で、最も衝撃を受けた作品を紹介したい。
まずは、映画のトレイラーを見ていただこう。
El Angel Trailer #1 (2018) | Movieclips Indie
映画のタイトルは『El Angel』
El Angelはスペイン語。英語だとThe Angelという意味だ。
天使
ちなみに僕の住むロサンゼルスはLos Angelesと綴るが、
これもまたスペイン語
もともとカリフォルニアはメキシコの領土だ。アメリカ人が奪い取った土地である。住む人種もヒスパニックが一番多い。
Los Angelesは英語で、City of Angelesという意味だ。
そう、ロサンゼルスは『天使の街』
さて、この映画
簡単にあらすじを説明すると、
舞台は1971年のアルゼンチン、ブエノスアイレス
この映画は実在した少年の実話に基づくストーリーだ。
タイトルになった『天使』とは、主人公の少年のこと。
とても優しい両親の間で育った、まさに天使というような美男子の少年。彼はマリリン・モンローのような超絶美人の女の子みたいな顔立ちだったそうだ。
のちに彼は、アルゼンチン史上最狂の犯罪者となり、17歳にしてアルゼンチン史上最長の禁固刑を言い渡されることとなる。
育ちの良い家庭で育った少年は、学校で出会った不良少年と親しくなり、窃盗から手を染め、次第にエスカレートして行き、殺人まで犯してしまう。
サイコパスってまさに、彼みたいな人を言うのだろう。
凶悪な犯罪と裏腹に、その美男子のマスクから人々は彼を『黒の天使』と呼ぶようになった。そんな彼の生い立ちから、アルゼンチンを震撼させた犯罪者になるまでのストーリー映画だ。
見る前に忠告として言っておきたい事がある。
この映画、万人ウケはしない。
あくまで自分の好みであり、いつもブログを見たくださっている方はご存知の通り、超商業的なモノが苦手な性分である。
なんちゃらアワードを獲った、ララ◯ンドとかは、15分くらいで嫌気がさして消してしまった。
あの映画はどこが良いのかさっぱり理解できなかった。センスの一欠片すら感じられなかった。
インスタ映えしたシーンを繋ぎ合わせて動画にしたら、あーゆー映画が完成するのだな、と感じた。
はい、そんな自分がおススメする映画なんで、あまり期待はしないでください。
この映画、見終わってからの自分はとゆーと、、、
影響されまくり!昔から影響されやすい性格だ。
アルゼンチンに行きたい!
ブエノスアイレスで自分の写真展をしたい!
そしてスパニッシュの歌がカッコよすぎる〜!
とにかくサウンドトラックがカッコよく、車の中で爆音でドライブ。アルゼンチン映画なんでもちろん歌は全てエスパニョール。スペイン語だ。
あと、この映画に出てくるモノすべてがツボだった。
古いものフェチの自分を一番刺激してくれたのは、映画の色彩感覚。
フィルムで撮影したような繊細で淡いタッチ。そしてワンカットごとのカメラワークも変態的で始終心を鷲掴みされっぱなし。
そして登場するアイテム一つ一つへの拘り。
ファッション、レコード、バイク、家具、車、サントラ、どれもこれも全部自分好みだった。
最近のインスタグラムってなんかどれもみんな同じような写真だ。
加工も同じだし、色彩も同じだし。流行りがある。
YouTube動画もそう。
みんなGoPro使ってDrone飛ばして、"オシャレ"BGM流して、やってる事がみんな同じすぎて個性がない。サムネイルには文字だらけ。
そーゆー周りと同じことをしていても、面白みが全くない。
芸術=商業(ビジネス)ではない。
だからこそ、芸術に流行りを取り入れてはいけない。
昨今のSNSブームのおかげで、芸術がより薄っぺらくなっている気がする。薄利多売ビジネスをアートに取り込んではいけない。
そんな時代だからこそ、このような個性溢れる映画が強烈に胸に突き刺さった。
そしてこの映画のように自分が求める、個性ある映画はハリウッド映画ではなく、他の海外にあるという事にようやく気づけた。
遅いけど、気づけたからラッキーだ。
ヨーロッパ旅行した時は、普段あまり見るチャンスがないので、ヨーロッパ映画を見まくった。
スペイン、イギリス、オランダ、フランス映画を見た。
フランスだけたまたま面白いのに当たらなかったが、
オランダ映画はこれまた衝撃を受けた。
ギリシャからイタリアへ飛び、ローマでの乗り継ぎ失敗でアクシデントで立ち寄ることになったアムステルダム。
映画といい、街並みといい、なんだ、この変態な国は。
アムステルダム、今ヨーロッパで一番気になる街だ。次はゆっくりと観光したい。
そして、アフリカを舞台にしたイギリス映画も自分の映画への世界観を見事に変えてくれた。
なんだ、自分の求める"変態的"な映画は、アメリカじゃない海外にあるじゃないか!
最後に、自分は邦画もかなり好きだ。
邦画も飛行機でよく見るが、商業的すぎるハリウッド映画よりも全然邦画が好みだ。
日本はすごい。
世界一のクリエイター大国だ。
モノを作らせたら地球の頂点だと思っている。
京都とかの寺に行って、建造物の柱一本一本の隅々まで見ると鳥肌がヤバい。
こんな変態な人種、世界に類をみない。
てな感じで、最後に今回紹介した映画の一番好きなシーンと曲でお別れしましょう。
El ángel four dancing scenes cut together final version
いやー、映画って本当に素晴らしいですね。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!
おい、ついに本家パクっちゃってるよ!笑
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