金賞受賞!アメリカ西海岸の最も標高の高いブリュワリーで醸造されたビール【本日のクラフトビール 8杯目】
こんばんは、ともぞーです。
いやー、しっかし暑いですロサンゼルス。
10月も後半なのに昨日から3日間、気温100度くらいです。
ひゃ、100度っ!?
沸騰しちゃう。。。
もちろん摂氏でなく、華氏ですよ。
アメリカはマイルだのパウンドだのオンスだのインチだのフィートだの華氏だの、
アメリカにしかない単位が多くて厄介です。
重さにはまだ全然慣れません。スーパーの買い物で、1パウンドで何ドルと表示されていても全く検討もつかないですわ。。。
さ、たまにはお酒以外の知っとくと意外と便利な豆知識。
日本人に馴染みのない華氏を摂氏にカンタンに変換する呪文です。
*華氏からマイナス30をします。次にそれを2で割ります。
(華氏ー 30)÷ 2 = 摂氏
例えば、今日の気温が100℉だとします。
(100-30)÷2=35℃
つまり今日の気温は35℃です。
10月後半ですよ!
信じられナ〜ィ!
もー、元ロッテの監督、バレンタイン監督みたいになっちゃいますよ。
さっ、そんな真夏日はビールを飲みたいですが、、、
必死に耐え抜いてビールの紹介をいたします。
さ、本日紹介するビールはこちら。
はい、ドンっ!
IPA 395っ!
このボトルもインパクトあるデザインですね〜。
このIPA 395と中に書かれた エンブレム。
アメリカやハワイでもよく見かけるフリーウェイの看板ですね。
この醸造所は、395号のフリーウェイの走っていることろなのかな?
さーて、一体どんなことろで作られたビールなんでしょうか?
IPA 395
IPA 395
Brewery(醸造所): Mammoth Brewing Company
Location(産地): Mammoth Lakes, CA(カリフォルニア州)
ABV(度数): 8.00%
IBU(苦味): 70
Style(スタイル): DIPA(ダブルIPA)
場所はとゆーと、こんなところ。
ロサンゼルスから遥か北へ登った、
世界遺産のヨセミテ国立公園の近くでした。
ヨセミテ国立公園。この辺りは熊が多く生息しているので、キャンプ中に遭遇するというのは珍しくないです。
熊出没注意っ!
と言わんばかりにビールのキャップには熊が。。。
細かいところまで、気配りされてデザインされてていーね、いーね。
関心、関心。。。
そして、このビールは過去に金賞受賞したビール。
2013年カリフォルニア州のビールフェアで金メダルを受賞っ!
【 GOLD MEDAL: 2013 California State Fair Specialty Beer Category 】
すこぶる胸が高鳴ります。
よっ、金メダルっ!
そしてボトルにはこのように書かれています。
WELCOME TO ALTITUDE
ALTITUDEとは、山の標高のことです。
さすがアメリカ人。ユーモアがあるなぁ。。。
BREWERED & BOTTLED AT THE HIGHEST ELEVATION BREWERY ON THE WEST COAST.
な、な、なんと。このビール、
西海岸で最も標高の高いところにあるブリュワリーで醸造され出荷されています!
そして味に関しての説明書き。
やはりフリーウェイ395が走るエリアにあるためこう名付けられたようです。
そしてシエラ山脈の東側の雷雨をイメージした味わいと匂いのようです。
詩人かっ!
このビールは味をよりまろやかにさせるために、
地元で育ったセージとジュニパーベリーを使用してビールを作っています。
ツバをゴクりっ。
ネイティブ・アメリカンも愛したハーブの一種、セージのイラストもホップといっしょにボトルに。
ちーなーみーにー、
聞き慣れないジュニパーベリーを調べたところ。。。
日本では『ネズの実』だそうでです。
もっとわけが分からなくなってしまいました。
さっ、それではも〜早いとこ乾杯して、味の方いきましょう。
乾杯っ!
では、ビールの感想を!
395 IPAのお味
色: ダークブラウン
ブラウンエールとスタウトの間の色。黒に限りなく近いブラウン。ちょうどボトルのような色。
香り: 豊か
セージとジュニパーベリーのなんとも香ばしい匂い。ヒノキ風呂みたいな檜のような香ばしさがあります。ウィスキー樽で寝かせたバレルビールのような匂いもします。
味: クセは弱い。セージがいい香りの引き立て役。
飲んだ後、口の中にセージの上品な香りが広がる。ギネスのようなスタウト系の風味はあるが、後味のねっとり感はない。甘さ控えめだがダブルIPAなので、後味はパキッ!シャキッ!セージがとてもいい香りの引き立て役です。
ともぞー指数: ★★★★★
今回が初の星5つかな。。。
総合評価: 香り豊かな品のある味わい。匂いでも楽しめるDIPA。
ウマい!スゴい!久しぶりに出会えました、名作ビールに。さすがゴールドメダル受賞しただけあるなと思いました。個人的にはめっちゃくちゃ好みの味です。
これは自信を持って皆さまへご紹介できるカリフォルニア産のクラフトビールです。美味いのでグビグビ進むが、アルコール度数は8%と高めのダブルIPAなんで気をつけよう。
このビールも千原兄弟も、セージがいい味だしてますね!
違うか〜っ。
さっ、そして今回は最後にもう一つ。
こちらのブルワリーのあるエリアについて。
Mammoth Mountainがあるところです。
日本語だとマンモス・マウンテンと言います。英語だとムームスって感じかな。
そう、マンモスうれぴーの"マンモス"です。
英語だと、こーゆースペルです。
マンモス・マウンテンは聞いたことがある方もいるかと思います。
カリフォルニアで 最も有名なスキー・スノーボードリゾートです。
ここに来るとその名の通り、マンモスがパオ〜ンしてます!
カリフォルニアはビーチやサーフィンのイメージがありますが、実は冬はスノーボードやスキーも楽しめるんです。
カリフォルニア州は日本全土の約1.1倍の面積があります。
まーじーでーかー!? たった一つの州で?
それが50州もあるアメリカって、どんだけ広いんだよっ!
なので、一言でカリフォルニア州と言っても上はサンフランシスコから下はサンディエゴまで、かなりの距離があります。
このマンモス・マウンテンはロサンゼルスから車で約6〜7時間ってとこでしょうか。
もう10数年も前ですが、僕も昔に友達と車でマンモス・マウンテンへ行ったことがあります。
忘れもしない苦い思い出です。
実はともぞーさん、
マンモス・マウンテンで人生初の高山病にかかりました。
まさに悪夢です。
なんとこの山、標高3,366メートルもあります。
ひょ、ヒョエ〜っ。Mt. Fuji?
行きの道のり、緩い傾斜で一気に車で標高が高いところまで上がるので、どうやら行きの車内で体調が悪くなっていたようです。
着いてすぐの初日は、気持ちよく友達3人でスノーボードを楽しみました。
そしてその夜、宿泊ホテルで。。。
ずっと、嘔吐。胃に何もないのに嘔吐。
トイレに引きこもり。トイレで鍵っ子。。。
心配した友達がフロントデスクへ行って事情を説明。
以下、友達の証言。
フロントデスク『高山病だなっ。よく高山病にかかるお客は多いよ。』
友人『えっ、そーなの? どーしたらいー?』
フロントデスク『食欲ないだろうけど、とりあえず何か口にしなきゃね。』
気の優しい友人は食事をわざわざ近くで買ってきてくれた。
そして、部屋に帰ってきて、
友人『高山病だって。でもなんか食べた方がいいらしいよ。』
と嘔吐し続けている私に、差し出したもの。
それは、なんと。。。
KFCだった!
ともぞー『きっ、貴様っ。。。』
口にはしなかったものの、俺は心の中で叫んだ。
気持ち悪くて食欲のないまま、吐き続けているこの俺にケンタッキーフライドチキン?
今でもこの友達とは日本に帰国すると必ず会うが、この時の話はよくする。
わたくしは器がちっさいので、いまだに
『おまえ、なんであん時ケンタッキー買ってきたん?』
ってからかってます。
しかし、アメリカの田舎のスキーリゾートです。
夜です。ホテルの近くなんてこんなもんしかないのは重々承知です。
『でもさー、サラダとかって頭よぎらなかった?』
今となってはとてもいい思い出です。
さ、長くなってしまいましたが今日はこの辺でお開き。
いやー、ビールって本当に素敵な飲み物ですね。
それでは、ほなまた、ほなまた、ほなまたっ!