ビール好き必見!LAのブリュワリー完全攻略ガイド【本日のブリュワリー 3軒目】
こんばんは、ともぞーです。
みんさん、おひさしブリューイング!
今日は2月19日月曜日。アメリカは祝日であります。
President's Day(プレジデント・デー)です。
アメリカの歴代大統領を称える日
3連休って幸せですよね。普段できないことを詰め込めマスカラ。
マスカラだから。。。
さっ、それでは本題。
前回のブログでロサンゼルスのボイルハイツにあるブリュワリーをひとつ紹介しました。
今日はその続き。”からのハシゴ編”でお送りします。
上の記事のブリュワリーと同じエリアにあって、徒歩30秒の距離なんでLAで夢のビール工場ハシゴができます。
さっきのIndie Brewing Co.を出て、左を向くとこんな感じ。
んでね、ちょっと歩くとすぐに目の前に見えてきますよ。
この明かりのあるオシャンティーな雰囲気のブリュワリー。
なんともオシャレで凝った佇まいなんで、最初はレディースアパレルのショップかと思ってしまった。
今日ご紹介するブリュワリーはこちら。
Dry River Brewing
醸造所: ドライ・リバー・ブリューイング
場所: ボイルハイツ(ダウンタウン・ロサンゼルス)
さっ。それでは早速、内に足を踏み入れてみましょう。
ぬ、ぬお〜。。。
オシャレかっ!
内装、スタッフの格好、入った瞬間かなりのヒップさを感じる店内智則。
インテリアデザイン。細部までのこだわりを感じさせてくれます。
飾る写真のセンスからも伝わるでしょう。。。
この店のコンセプト。そして植物にまでこだわる。
ビールはどんなのがあるんかな。楽しみだ。
ヒップスターの雰囲気がにじみ出ている店員さんと会話を楽しみながらビールを吟味。
『うちで作っているビールは6種類だけだよ。』
そしてビール好きに絶大な人気のあるIPAはうち一種類のみ。
それ以外は敢えて、あまりLAで浸透していない、まだ受け入れられていないユニークな味で勝負しているという。
シンプルなメニュー。無理して余計に手を伸ばさないあたりも、好きだな〜。
この前、ポートランド旅行した時に初めて美味しいと思えたサワービール。
僕の今までの固定概念を見事にブチ壊してくれました。
ともぞーは今まで苦手だったサワービールがポートランドで出会ったあるブリュワリーによって大好きになって帰ってきたわけだ。
ビール好きなアメリカ人の友人曰く、
『今、世界でIPAの次にキテいる波は、サワービールだぜ!』
だぜ.......!?
90年代の月9かっ!
IPAは世界中にクラフトビール革命を巻き起こし、みんなのホップへ対する意識に変革をもたらし、従来のビール業界に大きな衝撃を与えた。
なるへそ~。ビールにも色んな味や作り方や色やニオイや苦味や度数があるのか。そして一つ一つどれも個性があって楽しいなぁ。
ナンバーワンじゃなくてオンリーワン的な。。。
つまりIPAの衝撃的な大ヒットによって世界中の人のビールへの価値観が変化したわけだ。
ところで、"サワー"って聞くとみなさん何を想像するかなぁ....?
多分ほとんどの人が、
澤選手や、サワー沢口とかを想像すると思う。
で、残りのごく少数派の人がいわゆるお酒の"サワー"を想像するはず。
レモンサワー、生グレープフルーツサワー、梅干しサワーとかね。
日本にいるとこのチューハイのサワー文化が深く根付いているため、サワーってどうしても焼酎と炭酸水を想像しちゃうよね。
でもここで言うサワービールはそのサワーと違い、本来の英語の意味
SOUR = 酸っぱい、酸味がある
のことだ。
つまり、サワービールって"酸っぱいビール"のこと。
梅干しみたいなスッパマン的な味ではなくて、レモン汁的なものを想像してもらった方がそれに近い。
さっ、それではここのタップから。
タップも木製でオシャレ!
僕が入った時はほぼ貸切状態。 僕以外に2組みくらいしかいなかった。
プロジェクターで映し出されていたのはホッケーの試合。
今日は大事なNBAオールスターだってのに、バスケのことはさて置き、違うスポーツを堂々と流す個性。その強気な姿勢が好きです!
店内はこじんまり。
さっきまでいた隣のブリュワリーと比べるとかなり小さいと感じますが、ここはここで人も少なく静かで落ち着いた雰囲気でビールと会話を楽しめます。
とりあえず僕は、せっかくなんで全6種類のビールをテイスティングすることにしました。
ナイスなオシャレ髭の店員がビールを丹念に注いでくれています。
それでは、いざテイスティングっ!
オシャレかっ!
テーブルひとつとっても拘りがスゴイ。
ここのブランドロゴも焼印しとるし。
インスタ映えかっ!
"インスタ女子"は喜びそう。女子力高めのインテリアです。
フォトジェニックかっ!
海沿いではなく、エコパークとかにあるお花屋さんやカフェのようなハイセンスな雰囲気。
それでは肝心なお味の方。
うん、やっぱりサワー好きです。さっきまでIPAばかり飲んでいたので、サワーは口の中をスッキリとそしてサッパリとリフレッシュしてくれます。
それぞれの味もユニークでどれも個性的。LAではあまり馴染みのない味のラインナップ。
僕は好きです。また来ること間違いないです。
やはりアメリカだとIPAやペールエールのような味が絶大なる支持があるため、なかなかこーゆー個性的な味ばかりで勝負するブリュワリーって見つけづらい。
カウンターには近所の常連風の男性が一人でビールを楽しみにきてました。
いい気分になってきたので、店員さんとコミュニケーションをとる。
ともぞー: いつからやってるの?
オシャレ髭: 今年の6月で1周年だね。
ともぞー: この空間デザインといい、インテリアといい、ビールの種類といい、すごく好きだよ、ここのコンセプト。
オシャレ髭: ありがとう。特に家具にはかなり拘って作り込んだよ。
ともぞー: ちょっとハイセンスすぎてLAの街には勿体無いよね。ポートランドとかもっとヒップな場所にあるべきだよ笑。
オシャレ髭: ははぁ。そうだよね笑 ありがとう。でもここボイルハイツで戦うと決めたんだ。受け入れられるまでゆっくりじっくり行くよ。
オシャレ髭: トイレは行った?トイレもかなりこだわり抜いたんだ。
ともぞー: さっき行ったよ!トイレの中で写真撮りまくっちゃった笑
こちらがそのトイレ。
中に入るとこんな感じ。
薄暗い室内。トイレん中もウッドで統一。
はぁ〜。いちいちオシャレ。
トイレまで手を抜かない完璧主義。とても好きです。
そんなこんなしてたら、帰り間際には何組かきてビールを楽しんでましたよ。
画面の左はリポビタンDの渡辺裕之さんと、右が春の訪れを楽しむRikacoですかね。
Dry River Brewing
最後にまとめ。
彼らがやろうとしている事はとても好きだし、応援したい。
敢えてメジャーな大きいマーケットを狙わずに、マニアックなマイノリティーの土俵で勝負している。
このボイルハイツでハシゴした2軒のブリュワリーはまさに真逆だった。
Indie Brewingの方は、万人ウケするビジネス的要素を重要視するブリュワリー。
こちらのDry River Brewingは、今の流行を盛り込んだビジネス的な考えよりも、時代に関係なく自分たちの個性や好みやコンセプトを大切にし、クリエイター的要素を重要視するブリュワリー。
たった徒歩30秒の距離でこの点対称の2つをハシゴできるのはすごく嬉しいことだ。
僕らがビールを楽しんでる時、隣のIndie Brewingのスタッフ2人が休憩がてらここのビールを楽しみにきてました。
ボイルハイツとゆーまだまだこれからとゆーエリア。こーゆーエリアだからそお互いライバル視せずに同じビール好きの仲間としてこの地域をいっしょに盛り上げていこうぜという目に見えないものを肌で感じることができた。
ちなみに僕はどちらも気に入りましたよ。
ダウンタウンのアーツ・ディストリクトは今やもうどこも人、人、人で落ち着かないので、そこからたったの7分で来れるこのボイルハイツ・エリアはとても気に入りました。
ありがとう。また来るね!
帰り、夜遅くなのにドライブスルーしてしまいました。
禁断の甘い罠。
真夜中のヤシの木。
ダブルダブルのコンボ、アニマルスタイル。ミルクシェイクにべっちょりとフライドポテトをつけてムシャムシャと。
いや〜、ビールって本当に素敵な飲み物ですよね。
それでは、みなさん ハッピーでホップな暮らしを楽しんでくださいね!
ほなまた、ほなまた、ほなまた〜っ!